「ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣」を読んで

お久しぶりです。ShanPinです。

ここ最近仕事とプライベートが忙しく、更新ができておりませんでした。

飲み会に誘われると毎回のように付いて行ってしまうので、スケジュール管理が課題だなぁと改めて思いました。

 

さて、今回は「ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣」邱強著 牧髙光里訳の感想になります。

この本を読み始めたきっかけは仕事でのミスが多発し、どうしたらミスを減らすことができるのだろうかと真剣に悩んだことがきっかけでした。パワポ資料の書式の一貫性のなさといった単純な部分のミスから、データの取り違えといった比較的大きなミスもしており、このままではクライアントの信用がなくなり、案件を失ってしまうという危機感を抱いておりました。

 

この本はタイトルの通り、どうやったらミスがなくなるかについて書かれた本であり、ヒューマンエラーの類型やそれぞれに応じた対策といったことが書かれています。特に、エラーの中にも作為的な「誤処理エラー」と不作為による「省略エラー」があるというのは盲点で、慢心によるミスがかなり起こりうるのだというのは気付きになりました。また、エラーフリー(つまりミスを0にする)のは実現不可能なものではないということがや、実現のためにはかなり多くのポイントを押さえる必要があるのだということもわかりました。

 

実際に仕事に生きた部分としては、作業マニュアルの作成によってエラーの数を減らすことができたり、うっかりミスを減らすために業務の自動化やリラックスして注意力を復活させるといったことができたりしました。

とはいえ、中々難しい本なので、読み返して気付くことも多く、「単一脆弱点」という概念については未だに十分に分かっていないような気もします…。(この本の割と肝になる部分で、詳しくは本を読むことをお勧めします。)

 

また、個人の性格やマインドセットに関する内容も盛り込まれており、私自身は、若干ADHD傾向があり、昔から焦ってミスをすることが多かったり、少しくらいのミスは仕方ないと諦めてしまうことが多かったように思います。

できることなら人生で失敗しないように生きたいと思っているので、この本が勧めているように、自分の人生が台無しになるような深刻なエラー(単一脆弱点)は何かということを日々考えながら過ごしてみるのも大事かなぁと思いました。世の中には不祥事や離婚といった失敗のニュースが日々露出していますが、自分がそうならないようにしたいものです…。

 

以上。